公衆LAN・無線LANなど、
最近LAN(ラン)という言葉を、聞く機会があると思いますが、
LANっていったいなんでしょう?


パソコン・プリンターその他機器をつなぐ小規模ネットワーク

LANは、会社内、施設内、家庭内など、外部とは隔たりのある小さな範囲の中で、サーバーと呼ばれる装置(パソコンなど)を中心に、パソコンやプリンターなどをつないだネットワークです。

たとえば、LANで、パソコン2台をつないだ場合、

1.パソコンBに保管されている文書を、パソコンAで呼び出して再編集。



2.パソコンAで編集した文書を、パソコンBにつながったプリンターでプリント。


上記のほかに、サーバーにファイルを保存し、それぞれのパソコンから呼び出し編集し、またサーバーに保存するという使い方もできます。

※共有の設定を行うことで可能です。
もちろん、逆に互いにつながらないようにすることも可能です。


家庭でLANを構築する場合に使うLANルーター

企業や大きな施設では、LANを構築する場合、サーバーと呼ばれるパソコンを使用する場合が多いのですが、家庭でLANを構築する場合、「LANルーター」という装置を使うのが一般的です。

その理由は、
1.電源ONで、動作し、難しい操作を必要としない。
2.とても安価。
3.小型で設置場所を選ばない。
4.インターネット回線につなぐことで、つながったパソコンにインターネット接続を分配する「ルーター機能」がある。

LANを構築するというよりも、インターネット回線を複数の機器で利用する目的で、ルーターを設置する方が一般的です。

無線LANとは?

LANをつなぐためのケーブルを電波に置き換えたものが「無線LAN」です。
無線LANには、「無線LANルーター」(無線LAN親機、アクセスポイント等とも呼ばれます)が必要です。「Wi-Fi通信」(別項参照)利用する場合にも必要なため
現在急速に普及が進んでいます。

無線LANルーターは、サーバーの役割をするので、ファイルの共有やプリンタの共有も可能です。(サーバーコンピューターではないので、ルーターにファイル保存はできません。)


お薦め無線LANルーター

お薦めポイント

・4000円しない低価格で高性能。
・基本の11b/gに加え最新の11nに対応。
・G301Nを2台用意するとワンタッチで、1台が中継機となり、電波の届かない死角を補います。
・ワンタッチ接続設定機能「AOSS」対応。

お薦めポイント

・G301Nの上位機種
・電子レンジなどの電波干渉に強い11a規格にも対応し、安定接続と高速通信を両立。
・USB端子にHDDを接続すると共有HDDとして利用可能。
・ハイパワー無線採用で接続可能範囲が広がりました。
・ワンタッチ接続設定機能「AOSS」対応
BUFFALO
WHR-G301N
BUFFALO
WZR-HP-AG300H

ルーターの仕組み(ザックリ)
ここでは、ザックリとですが、ルーターが、どのようにして複数の機器をネットに繋げているかを、ご説明します。

<IPアドレス>
インターネットでは、インターネットにつながる全ての機器(パソコンなど)にIPアドレスという個別の番号が割り振られます。一般的には、契約プロバイダが、自社に与えられたIPアドレスの一つを、契約者に割り当てます。
※プロバイダと特別な契約をしない限り、割り当てられるIPアドレスは、接続のたびに変わります。


インターネットで様々なサイトへアクセスする場合、IPアドレスが、自分のパソコンを示すことになります。

たとえば、http://www.yahoo.co.jp/へアクセスする場合、

あなたのパソコンから、
1.「IPアドレス ○○○ですが、yahoo!のサイトが見たい」とプロバイダを経由してインターネットに要求します。
2.ネット側から、「IPアドレス○○○さん、Yahoo!のサイトのデータはこれです。」とサイトのデータが送られてきて、パソコンに表示されます。

ルーターは、プロバイダから割り振られるIPアドレスを受け取りますが
ルーターにつながるパソコンなどには、ルーター自身が管理する内線番号のようなIPアドレス「プライベートIP」を発給します。

そして、プライベートIP○○からのサイト閲覧の命令を、プロバイダからのIPアドレスに変えて送信し、データを受け取り、要求したプライベートIPのパソコンにデータを送り表示させます。

こうすることで、ネット回線1本のままで、同時に複数のパソコン類をネットに繋いでいます。



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